MAKERS

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2020.06.16

【OSAKA MAKERS #2】 大阪府 行政経営課 公民戦略連携デスク チーフプロデューサー 元木一典氏(Motoki Kazunori)

OSAKA MAKERS #2 大阪府 行政経営課 公民戦略連携デスク チーフプロデューサー 元木一典

写真:元木チーフプロデューサー(大阪府庁にて)

“大阪に愛をもって真の姿を鑑みる”
 OSAKA愛鑑が目指す「オールOSAKA」の魅力発信・創造に、熱い想いを持って取組み、ご活躍されている様々な分野の「ひと」に注目し、ご紹介するコーナー「OSAKA MAKERS」。

 OSAKA MAKERS #2、今回は、大阪府公民戦略連携デスク チーフプロデューサー 元木一典(もとき かずのり)さんをご紹介します。

――公民戦略連携デスクとはどのような部署なのですか

企業・大学と行政のマッチングを行う公民連携の専任部門

 少子高齢化、人口減少などを背景に、今や行政だけでさまざまな社会課題を解決できる時代ではなくなっており、企業・大学との幅広い連携やネットワークによって社会を支えていくことが不可欠になっています。一方で、企業・大学からは「府と幅広く連携したい」というニーズがあるものの「連携したいが、どこに連絡したらよいか分からない」などの、庁内窓口の明確化を求める声や、府庁内からも「施策立案にあたって、企業・大学との連携を積極的に進めたいので、橋渡しなどサポートしてほしい」という声がありました。

 こうしたニーズを受けて、企業・大学と行政のマッチングを行う公民連携の専任部門として、平成27年4月に公民戦略連携デスクを設置しました。

 公民戦略連携デスクでは、企業・大学のワンストップ窓口として、相談・提案をお聞きし、適切に府庁内の各担当セクションにつなぐ機能と、庁内から公民連携の提案を受け、企業・大学と調整する機能を兼ね備え、きめ細やかな府民サービスの提供と、経済活性化につながる活動を展開することを目的に業務を進めています。

 専任のデスク員は、企業、大学と直接対話をしながら活動し、win-winの関係で、府民にとってもメリットのある「三方良し」となる連携を、スピーディに進めており、その一つひとつの取組みが持続可能な社会・SDGsの達成された社会の実現へつながることを念頭に業務にあたっています。

写真:公民連携について熱く語る元木チーフプロデューサー

――公民連携の手法とはどのようなものがありますか

府政全般を包括する「包括連携協定」、個別政策分野での「事業連携協定」など

 企業・大学とは、府政のさまざまな分野で連携の取組みを進めています。その活動・研究をより一層深化させ、府政全般を包括する「包括連携協定」や中小企業振興、健康づくりなど個別政策分野での「事業連携協定」を締結している企業・大学もあります。

 特に包括連携協定は現在、49件(60社4大学)にもなり、スピード感・社会変化への対応力・多様な資源など企業の強みを活かした様々な取組みを公民連携で進めています。

 そのほかの手法として、地域貢献企業バンク(大阪府政・地域貢献企業登録制度)という、府の施策の一分野から連携いただける企業との登録制度もありますし、Well-Being OSAKA Lab、OSAKA もの・ことづくりラボなど、複数主体による連携と協働の手法もあり、これまで構築したネットワークは730社を超えています。

――OSAKA愛鑑(おおさかめいかん)NEWSに込めた想いとは

大阪府と府内43市町村の魅力や各種取組みを「大阪から世界へ」発信

 大阪府も公民連携の取組みとして参画するOSAKA愛鑑実行委員会が今回立ち上げたOSAKA愛鑑NEWSは、大阪府と府内43市町村の「ひと・もの・こと」の魅力や様々なニュースを発掘し、それらを「オール大阪」として「大阪から世界へ」発信するニュースサイトです。

 これまで「OSAKA愛鑑」では、「大阪府チャンネル」をはじめとするインターネット上の生配信テレビ番組やホームページ、フェイスブック・ツイッター等のSNS及びボイスメディア等を活用して府政情報だけでなく、府内市町村の各種取組みも含め、幅広い情報を積極的に発信してきました。

 今回、開設したニュースサイトは情報発信の更なる強化となりますし、このサイトの特性を活かして、今後例えば民間のウエブメディアを通じた配信など、各メディア運営事業者の皆様との連携・協働による情報発信力の強化を図れればと考えています。

 ニュースサイトのコンテンツとしては、1つめに「NEWS」として、大阪府、府内43市町村の公民連携による取組み事例、府政情報、その他話題性のあるトピックの配信を、2つめは「MAKERS」として、大阪の魅力づくり、魅力発信に繋がる取組みなどを実践する「大阪愛溢れるひと」の声をインタビュー記事として配信します。最後に3つめは「MONO-KOTO」として、大阪府内で行われる各種イベント情報など、府内の様々な魅力情報を配信していきます。
 大阪府政情報に限らず、府内43市町村の情報や、我々公民戦略連携デスクと関わっていただいている企業・大学の皆様との公民連携の様々な取組みもどんどん情報発信していきたいと考えていますので、ぜひご覧ください。

写真:「大阪応援企画」コンビニエンスストア3社合同発表会(令和2年5月27日)にて

――最後にひとこと

 私は、公民戦略連携デスクに配属されて2年目を迎えます。この間、行政だけでは解決しがたい社会課題に対して、多くの企業・大学の協力・応援のもと様々な取組みを進めてきました。
 その結果、財政的な効果額として令和元年度では、2億9千万円と試算し、試算できないものを含めると、その効果額はさらに膨らむことと思います。
 これは地元大阪の活性化に向け、府と一緒になって取組みたいというみなさまの様々な“思い”を“かたち”にした結果にほかなりません。
 特に、今回の新型コロナウイルス感染症の対応では、医療用マスクや防護服をはじめ、軽症者向けホテルへのタオルや飲料水など多くの物資の提供や「新型コロナウイルス助け合い基金」へのご寄附など、様々な”かたち”で協力をいただいております。
 こうしたみなさまの“思い”をしっかりと受け止めるとともに、包括連携協定企業・大学のみならず、様々な企業と連携を深め、企業・大学の持つ強みやネットワークを活用しながら、今後とも積極的に公民連携を進めていきます。

プロフィール

元木一典(もとき かずのり:Motoki Kazunori)

昭和63年大阪府入庁。現在、公民戦略連携デスクチーフプロデューサー(財務部行政経営課公民連携グループ参事)。大阪府では「公民戦略連携デスク」を平成27年に設置し、府内の地域活性化、社会課題解決に向け、多くの企業や大学との連携に取組む。趣味は野球観戦。

大阪府ホームページ:公民戦略連携デスクにようこそ!

 

「OSAKAの“今”に愛と情熱を注ぎ、OSAKAの“未来”を創る」、元木一典さんこそ、OSAKA愛鑑なひと、真のOSAKA MAKERSだ! 

以上、OSAKA MAKERS #2は、大阪府 行政経営課 公民戦略デスク チーフプロデューサー 元木一典さんをご紹介しました。
次回のOSAKA MAKERSもぜひお楽しみに